【「びわこ文化公園」/滋賀県大津市】
滋賀県の文化芸術の一大拠点。
それが「びわこ文化公園」(大津市)です。
リニューアルオープンした県立美術館や、県立図書館など、
県内を代表する文化施設がいくつもあるうえ、
全体が自然ゆたかな公園。
その広さ、なんと甲子園球場11個分(約43ha)!
楽しみ方、”無限大”の「びわこ文化公園」のおすすめスポットを紹介します。
公園の”リビングルーム”「滋賀県立美術館」
優れた美術作品を所蔵、展示するのはもちろん、
めざす姿は、「公園のなかのリビングルーム」という県立美術館。
「あらたまった美術館というよりも、
リビングにいるようなくつろげる空間を」
という挑戦を続けています。
1年を通して企画展示や、ワークショップなど、
常に心ひかれる取り組みが行われていて、
一度訪れれば、きっと「年間パスポート」がほしくなるはず!
蔵書は149万冊!「滋賀県立図書館」
蔵書冊数は149万冊以上!
滋賀県に関する本は、ほとんど揃うのがここ、
県立図書館です。
実は、一人あたりの貸出冊数が全国トップレベルの滋賀。
そんな県民に愛され、頼られている県立図書館に
ぜひ来てみてくださいね。
ロマンあふれる”まいぶん”へ!滋賀県立埋蔵文化財センター
外せないのは、「滋賀県立埋蔵文化財センター」。
古くから琵琶湖を中心に人が暮らしていた滋賀県には、
たくさんの埋蔵文化財が眠っています。
県内の遺跡調査や研究、展示、体験企画なども実施。
古代のロマンに思いをはせてみては!
公園にある本格茶室「夕照庵」
(写真・びわこ文化公園)
「文化公園」の名前にふさわしい、
茶室「夕照庵(せきしょうあん)」もあります。
夕映えに浮かぶ庵の姿が素晴らしいことから、
近江八景のひとつ「勢多の夕照(せたのせきしょう)」に
ちなみ命名された茶室です。
日本庭園を眺めながら季節の和菓子とお茶を楽しむ、
格別なひとときを過ごすことができます。
緑と花にあふれた自然ゆたかな公園は、楽しみ方自由自在!
(写真・びわこ文化公園)
文化施設だけでなく、広場も人気です。
周りを樹々に囲まれ、のびのびと過ごせる「わんぱく原っぱ」では、
スポーツに熱中したり、遊具を使ったり、走り回ったり。
開放的な広い空のもと、遊び方も自由自在に広がります。
こちらは、ゆったりした散策にピッタリの
日本庭園「夕照(せきしょう)の庭」。
水辺を中心に、初夏のサツキ、秋の紅葉と石組が楽しめる、
滋賀を代表する池泉回遊式庭園です。
(写真・びわこ文化公園)
大理石が美しく敷かれた、六角形の西洋風広場です。
5月下旬~6月上旬には、サツキのピンクで覆われます。
屋外彫刻作品を楽しむことのできる、
曲線の作りが美しい小路「彫刻の路」です。
夕照の庭と六角広場、彫刻の路は、作庭家・伊藤邦衛がデザイン。
まだまだある!注目スポットはこちら
(写真・びわこ文化公園)
公園内の木々や花も見どころのひとつ。
各所にある「ミニ解説」を頼りに
公園をめぐれば、植物博士も夢じゃない!
公園の最深部でこれを見つければ、
もう「文化公園」を知り尽くしたも同然!?
「源内峠遺跡」は、7世紀後半頃の製鉄炉の遺跡を再現したもの。
地元小学生の発見から発掘調査が行われ、
国の史跡にも指定された場所です。
最後は、おまけ。
公園内のどこかに、なんと「コイのおやつ」の販売機があります。
鯉のエサやりに、子どもは大興奮!
大人も思わず童心に帰ってしまうスポット。
さあ、公園のどこにあるか…探してみてくださいね。
室内でも、屋外でも。いつ訪れても楽しめる!
「びわこ文化公園」の魅力は、
なんといっても文化と自然を一ヶ所で味わえること。
あるときは室内で文化や芸術に触れ、
別のときには自然に親しみながら身体を動かして……。
心も体、どちらも豊かに動かせるのが嬉しいですね。
「びわこ文化公園」の遊び方、利用の仕方は人それぞれ。
ぜひ、あなたも思いっきり楽しんでみてください!
(文・写真:竹浪圭 編集:しがトコ編集部)
「びわこ文化公園」を地図でみる
滋賀の「文化・芸術・自然」の拠点
→大きい地図で見る