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商店街をゆっくり歩くと、町の歴史も見えてくる!
古いお漬物屋さんがじつは宮内庁御用達の名店だったり、
お茶の起源と出会えるお店や琵琶湖の川魚専門のこだわり水産を発見したり…。
150年以上も続く老舗店の心意気を感じる
地元ならではの魅力が詰まった大津の商店街を
しがトコ編集部がぶらり歩きしてきました。
ようこそ滋賀へ!選手とぶらり大津まち歩き
せっかくなので、滋賀に来てまだ日が浅いという
プロバスケットボールチーム『滋賀レイクスターズ』の選手たちにも参加していただきました!
一緒に町を歩けば、地元の魅力をもっと知ってもらえるかも?!
左から澤地 サミュエルJr選手、高橋 耕陽選手、佐藤 卓磨選手の若手三人衆です。
身長が2m近くある選手たち。近くで見るとやっぱり大きいですね!
今回まち歩きを案内するしがトコ代表の林も、常に顔を見上げて会話をします。
澤地選手は大津に住んでまだ半年、佐藤選手は今年の1月に
滋賀に住み始めたばかりだそう。
「一人暮らしなのでスーパーに買い物はよく行くけど、
商店街は行ったことがない」という選手たち。
せっかく大津に住んでいるので、ぜひ大津のまちを楽しんでもらいましょう。
日本茶の起源を知り、近江のお茶を堪能
ふわっと漂う優しい香りに誘われて
日本茶の専門店『中川誠堂茶舗』の前で足が止まります。
滋賀県は日本茶発祥の地。
以前しがトコでもご紹介したこのお店で、近江のお茶を
味わっていただきましょう。
身長が高い選手たちは暖簾と同じ目線。
みなさん慣れたものと頭をかがめて暖簾をくぐっていきます。
店内には「朝宮茶」や「政所茶」、「土山茶」など
滋賀を代表する日本茶がずらりと並び、お茶の試飲をすることもできます。
豪華な面子ですが、体格の良い三人が並んで座るとちょっと窮屈そう。
普段はペットボトルのお茶しか飲まないそうで、
慣れない手つきでお茶を注ぐ姿が微笑ましいですね。
まず始めに頂いたのが、日本五大銘茶の一つである「朝宮煎茶」。
日本最古のお茶とも言われています。
注いだお茶を一口。
「うお!すげー」「全然苦くない!飲みやすいです」
「お茶って感じ!」とそれぞれ自由な感想が(笑)。
佐藤選手からは「日本の原風景が見える!」と
食レポらしいコメントも飛び出し、おお~!と笑いが起こります。
続いてお店自慢の「赤ちゃん番茶」を用意していただきました。
お湯を注ぐとほんのり柔らかな香りが漂います。
「なんか優しい味ですね」と澤地選手。
「夏に冷やして飲んでも美味しいかも!」
実は番茶には体内で血糖値の上昇を抑える“ポリサッカライド”
という成分が含まれています。筋肉の能力を高めてくれる作用もあり、
プロゴルファーの宮里藍選手も愛飲している健康飲料なんだそう。
その効果を引き出すためには水出しがよいそうで
夏に冷やして飲むのは、まさに理にかなっていたんです!
「これから練習のときに飲むのは番茶にしようかな」と
とてもお気に入りの様子でした。
お店の外にあった茶葉を焙煎する機械にも興味津々のみなさん。
顔を近づけて匂いをかいでみたり、手を突っ込んでみたり、
目の前でお茶の葉が焙煎されていく様子を物珍しそうに眺めています。
そこに「握手して下さい!よく試合を観に行ってるんですよ!」
とチャンスを狙っていたお店の人たちが出てきました。
「イケメンですね~」「おっきい!」と
みなさん、ニコニコと選手たちの顔を見上げます。
日本最古の味を守り続ける『中川誠堂茶舗』には、
笑顔が明るい人たちとの優しい触れ合いがありました。
宮内庁御用達のお漬物!江戸時代の姿を残す蔵も見学させていただきました
菱屋町商店街を歩いていると、
ひと際風格に満ちた建物が目に留まります。
江戸時代創業のお漬物屋さん『八百与』です。
宮内庁御用達の「長等(ながら)漬け」や「千枚漬け」、
昔ながらの伝統的な製法で作る佃煮などが並ぶ人気の老舗です。
瓦の屋根と風格ある看板が
お店の積み重ねられた歴史を物語っています。
お漬物が大好き!という高橋選手は嬉しそうに店内へ入り、
「あれ美味しそう!これも好き!」とお漬物を選び始めます。
お店自慢のお漬物を試食させていただきました。
実はお漬物が苦手だという澤地選手。
緊張の面持ちでしたが一口食べてみると、「うまい!いけるいける」
と手が進みほっと一安心。
お店を代表するお漬物は「長等(ながら)漬け」。
長等山の麓の特産品と言われる「長等漬け」は
きゅうりやかぶを塩漬けの後に糠に漬け、
その後に酒粕で漬け込むという手間のかかったお漬物です。
糠に漬けることで余分な塩気が抜け、酒粕の旨味が入るのだとか。
八百与さんは、大正時代には滋賀・京都で唯一
長等漬けと千枚漬けを皇室へ御用達として送り続けていたそうです。
店内には天皇家との関わりを示す貴重な品々がずらり!
六代目店主の小倉与七郎さんが語る店の歴史に
選手たちからは思わず「すごいっすね」と言葉が漏れます。
「お店の裏にある蔵も案内しましょうか?」と小倉さん。
お店の裏へ回ると、蔵よりも先に選手たちが興味を持ったのは、
オブジェのように積み上げられた漬物石!
1個が40~50キロあると聞き、トレーニング心がくすぐられた高橋選手。
「うおー!」と言いながら持ち上げます!
さすが、軽々と持ち上げているように見えますね。
あとで取材陣も挑戦しましたが、なかなか持ち上がりませんでした…。
本題の蔵がこちら。
外観も中の道具もすべて江戸末期に建てられた
そのままの状態で残されているのだそう。
こんな貴重な場所で、八百与のお漬物を使ったお茶漬けを食べるイベントなどを
開いたりしているそうで、取材陣はそちらにも興味津々です。
店へ戻ると、若奥さんに抱かれる赤ちゃんに
「かわいい~」と澤地選手が笑顔で近寄っていきます。
突然現れた大きな人たちに、赤ちゃんは少し戸惑いの表情。
「あれ?固まってる?」と赤ちゃんを抱っこする高橋選手はそわそわ。
あまりの可愛さにみなデレデレです。
「選手に抱いてもらえて大きく育ちそう!」とお店の方も大喜び。
150年以上の歴史を積み重ねてきた『八百与』には、
伝統の味を後世へ繋ぐ素敵な家族の姿があり、ほっと癒される時間でした。
初めて口にする滋賀名物「鮒寿司」に選手の反応は…?
その後、商店街の雰囲気を楽しみながら長等商店街をぶらり。
大男三人が並んで歩いてるとすごい存在感!
美味しそうな佃煮に目を奪われ、
立ち止まったのが琵琶湖の川魚専門店『タニムメ水産』。
伝統的な製法で作った佃煮が絶品で
北は北海道、南は九州まで全国各地から注文が入るそうです。
釣り好きという澤地選手は、嬉しそうに店内を歩き回ります。
すると「おぉ!この前の栃木戦惜しかったよな~」と店の中から
店主の北村さんが現れました。
レイクスの試合もよく観戦に行くという北村さん。
こういう会話は、地元感があっていいですね~!
自身も高校時代にバスケットボールに打ち込み、
インターハイ出場経験もあるそう。
陽気な人柄からまるで友達のように会話が弾みます。
そして、ご好意でなんと鮒寿司を試食させてもらえることに!
「鮒寿司は知ってるけど食べたことはない…」という選手たち。
「本当に食べるの?」という声が聞こえてきそうな表情です。
気持ちはわかります。
独特の匂いがあり、好き嫌いは分かれますが
やはりいろんな意味で知名度のある滋賀の食文化。
昨年は、鮒寿司味のポテトチップスが発売され話題にもなりましたよね!
とりあえず匂いから。
うんうん。と頷く澤地選手。
「チーズみたい?」と、あまり抵抗のない様子ですが、
後ろでは高橋選手の表情が…
では、さっそく実食しましょう!どうぞ召し上がって下さい!
と言われ、ここで澤地選手は年下の高橋選手に「お前が一番な」とご指名!
「何でーーーー!」と叫びながらも、先輩にしたがって恐る恐る一口…
あとの二人はにやにや。
高橋選手はしっかりと味わって…
「あ、美味しい!」と一言!
「すっぱいけど美味しいです」と意外にも鮒寿司が気に入った様子。
澤地選手も一口!
「うん!確かにしょっぱいけど、美味しい!」
なんと、またしても好感の高いコメント!
そうなると佐藤選手もすかさず手を伸ばします。
「うん!僕これめっちゃ好きです!」と笑顔を見せます。
賛否両論、意見の分かれる鮒寿司ですが、
レイクス選手のお口にはあったようで嬉しい限りです。
「これ、めっちゃお酒に合いそうよね」と、佐藤選手と高橋選手が盛り上がるなか
横では「えび豆うま!」と、えび豆の佃煮ををほおばる澤地選手。
美味しい美味しいと喜ぶ選手たちの前に
お店自慢のウナギの蒲焼まで出てきて「うわー!」と歓声が上がります。
白ご飯まで用意してもらい、選手たちもハイテンション!
お店の片隅で練習前の腹ごしらえ。
ご飯をほおばりながら「ビールも飲みたい~」と発するも、
この後練習があるからだめです!とスタッフになだめられる選手たち。
佐藤選手からは「滋賀に来て良かったです!」と嬉しい一言もいただきました!
「また試合観に行くし、頑張りや!」と北村さん。
すっかりご馳走になり、大満足でお店を後にしました。
楽しかったまち歩き!チャンピオンシップ進出を目指して
個性豊かな店主の皆さんとの触れ合いを満喫し、
すっかり商店街にも馴染んだところで今回のまち歩きは終了です。
選手たちの素顔が見られたり、歴史ある近江の特産品を味わったり、
充実した時間となりました!
最後に、選手たちに今後の抱負を聞きました。
佐藤選手「レイクスに入ってまだ1ヶ月あまりですが、滋賀県大好きになりました!
これから滋賀を背負って頑張ります!」
澤地選手「2017-18シーズンも後半戦がスタートしました。前半戦より気持ちを上げて、
チャレンジャー精神を忘れずに頑張りたいです」
高橋選手「去年のようなドキドキする思いはしたくないので、チーム一丸となって
チャンピオンシップ進出目指します」
「これからも頑張って!」と選手へエールを送る商店街の人たちと
楽しそうに触れ合う選手の姿には
“一緒に滋賀を盛り上げたい”という想いが重なって見えました。
まちの商店街に長い歴史と伝統の文化があるように、
滋賀レイクスターズの文化をこの滋賀で築いていってほしいですね。
人の温かみがあふれる昔ながらの商店街。
その場所で受け継がれ、守られてきたかけがえのない時間がゆったりと流れています。
伝統を守り伝える人たちの日常へ触れてみると、
どこかいつもと違う、豊かな時間に巡り会えるかもしれません。
ぶらり商店街へ足を運んで、まち歩きだからこそ出会える
素敵な発見を楽しんでみませんか?
訪れた店舗の詳細
『中川誠盛堂茶舗』
住所:滋賀県大津市中央3-1-35【→地図】
電話:077-522-2555
『八百与』
住所:滋賀県大津市長等2-9-4【→地図】
電話:077-522-4021
『タニムメ水産』
住所:滋賀県大津市長等2-3-6【→地図】
電話:077-522-3778