観光

ここまで6年!『琵琶湖博物館』リニューアルがついに完成!そのすべてをお伝えします!!

【琵琶湖博物館/滋賀県草津市】

『琵琶湖博物館』の6年にわたるリニューアルがついに完了!
いよいよ明日、10月10日(土)よりグランドオープンです!

“びわこのちからの博物館。”滋賀といえば、琵琶湖博物館!
みんなが待ちに待った、グラドオープンに先駆けて
プレス向けの内覧会にしがトコ編集部も参加。
その見どころを探ってきました!

足がかり6年。3期に分けたリニューアルがついに完了!

琵琶湖博物館エントランス

今年で24年目を迎える『琵琶湖博物館』。
2016年の第1期リニューアルでは、水族展示室にバイカルアザラシがお目見えし
2018年の第2期には、屋外展示も楽しめる「樹冠トレイル」が誕生!
これまでもワクワクする仕掛けいっぱいにリニューアルしてきました。

■関連記事
第1期リニューアル:琵琶湖博物館が7/14リニューアルオープン!内覧会の様子を40枚の写真で一挙紹介!
第2期リニューアル:この夏は親子で生物博士!感じて学べる2つの展示室が琵琶湖博物館に誕生!

そして、2020年10月10日。
ついに、主となる常設展示のA展示室・B展示室が様相を一変し
リニューアルの全貌が明らかとなりました!

琵琶湖博物館アプローチ

キャッチコピーは「びわこのちからの博物館。」
それって一体どういうこと?
はやる気持ちを押さえつつ、足早に中へ!

400万年前に誕生した、琵琶湖の生い立ちに迫る「A展示室」

A展示室入口

琵琶湖の広さが日本一とは知られていますが
実はその古さも日本一!400万年の歴史をもつ古代湖なんです。

400万年という気の遠くなるほどの長い歴史のなかで
琵琶湖やその周辺環境はどのように変化していったのか。
その謎をひも解いていくのがA展示室です。

琵琶湖パノラマパネル

展示室に入ると目に飛び込んでくるのは青いパネル。
これは琵琶湖の真ん中あたりに立った目線が楽しめるパノラマ写真なんです。

まずは、琵琶湖の広さを体感してほしいということでしょうか。

咽頭歯の化石

その中央のテーブルに展示されていたのは、魚の歯の化石。
爪ほどの小さなものですが、これがただの歯じゃないんです!
「咽頭歯(いんとうし)」といって、コイやフナなどの喉の奥にある歯。

ふと見過ごしてしまいそうな展示ですが、
この「咽頭歯」、これからもたくさん出てくるのでぜひ覚えておいてください!

ゾウの半身半骨展示

そして少し奥に進むと・・・
この展示室最大の見せ場がやってきます!

古琵琶湖の地層から見つかったツダンスキーゾウの化石から再現した
“半身半骨”の復元模型です。

その名の通り、骨格標本の半分にだけ身がついてます!

半身半骨展示をくぐる

ゾウの身体のどの部分に筋肉がついていたのかなど
骨格標本をみるだけではわからないこともひとめで分かりやすい!

半身半骨展示アップ

肩の高さまでが約4m。
お腹の下もくぐれちゃうので、その迫力を間近で感じてみましょう。

化石展示

発掘調査で見つかった化石など、真面目な展示の前にある
オブジェのようなものは、ワニやシカなど動物の歯の特大模型。
それに並べて、コイの咽頭歯も同じサイズで並んでます(笑)

咽頭歯模型

またまた、でました!!こちらも咽頭歯!
魚のイラストに赤文字で書いてる「ここ!」の部分です。
言ってみれば、喉にある歯なんですが、
「咽頭歯」がここまでフィーチャーされることが、かつてあったでしょうか(笑)。
学芸員さんの咽頭歯愛を感じる模型、ぜひみなんさもチェックしてみてください!

今回のリニューアルでは、触れる展示が増えたのも見どころのひとつ。
この歯でどんな風に食べ物を砕くんだろうなんて想像を膨らませるのも面白いですね。

地層コーナー

美術館のようなこのコーナーは地層について知れる場所。

ただ地層を展示するだけでは興味を持ってもらえないだろうと
地層や琵琶湖の湖底に堆積した土砂を美術品のように展示しているんです。

地層展示

額縁に入った地層は、抽象画や現代アートのよう。

花粉の模型

これもアートオブジェ!?
実はこれ、1万倍に拡大したスギ花粉なんです!

そう思ってみると、鼻がムズムズしてくるような(笑)

気候変化のコーナー

このコーナーでは、花粉の化石からわかった
琵琶湖周辺の気候変化が学べます。

オレンジと水色のぐるぐるで、気候の変化を表しているそう。
12万年ごとくらいで氷河期がめぐってきているんだとか。

ビニールカーテンの奥では、氷河期の夏の気候が体感できます。
(コロナ感染拡大防止のため当面の間は利用できません)

花粉の表

これは暖かい気候と寒い気候で見つかる、花粉の違いをあらわした表ですが
よーく見ると、水色の花粉の中に見慣れたキャラクターが!

水色の花粉の、耳がついた不思議なカタチ
・・・これってミッキーマウスの型に似てませんか?
ミッキー型があると知って花粉に親しみがわいてきたのは私だけでしょうか(笑)

光学顕微鏡

花粉を映しているこの光学顕微鏡は日本初上陸なんだとか。

「このリニューアルになんとか間に合わせたかったんです」
と話しかけてきてくれたのは、学芸員の林さん。

学芸員・林さん

ん?ふと見ると、可愛らしいトートバッグをさげてるじゃないですか!
しかも、よくよく見ると、この形は・・・花粉バッグ!?(笑)

「そうです!花粉をモチーフにオリジナルバッグつくっちゃいました」

そう、これこそが琵琶湖博物館の学芸員さん!
研究を突き詰めるあまり、マニアックすぎて面白いんです。

展示室で学芸員さんに会ったら、ぜひ色々話を聞いてみてください。
話上手な方たちばかりなので、展示をただ見るよりも数倍楽しめますよ!

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龍がナビゲーター。人と自然の関わりが学べる「B展示室」

B展示室入口

「B展示室」はこれまで見てきた自然の中に、
人間はどのように関わってきたのか。
こだわり抜いたジオラマ展示やイラストでわかりやすく学べます。

龍のオブジェ

入ってすぐに出迎えてくれるのは、
古くから人々が神の使いや自然の化身として
崇め、恐れてきた“龍”です。

これ、1,300本のペットボトルで作られているんだそう。

龍のコメント

この龍が自然の代弁者となり、この先の展示にコメントしています。

ただ、人間の行動が必ずしも自然にとって良い作用をもたらすわけではありません。
そんなときには毒舌をはきながら、私たちに考える機会を与えてくれています。

縄文時代のジオラマ

展示は、森・水辺・湖・里という4つのコーナーがあります。

縄文土器の中で煮えているスープ。
これも、化石などからその時代にあった食材を推測し
猪の肉や木の実を使って、実際に作ってみてから再現したというこだわりよう。
鍋になっている土器も手作りなんだとか!

フォトスポット

ところどころにあるフォトスポットも要チェックです!

「え?こんな感じ??」なんて戸惑いながら撮影してたら・・・

学芸員・妹尾さん

「いやいや、こうですよ」と学芸員、妹尾さんが登場!

「視線は、鹿を追う感じで、こうですね〜」と、こだわりのポーズ。

「子どもサイズに作ってますので、大人なら片膝つくと本格的になりますよ!」
なんて、お手本を披露してくれました!

石器

こちらのフォトスポットにも妹尾さんのこだわりが!

本物の木を、本物の石器で削って展示しているんです。
ここまで削るのに2時間くらいかかったとか。

そんななんでも突き詰めて、楽しんでしまう学芸員さんはびわ博の宝です。

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琵琶湖の漁具

琵琶湖は漁具の百貨店。
その種類の多さがすごいんです!

エビタツベ

このエビタツベという漁具は、琵琶湖だけにしかないものなんだとか。
漁をする人の体の動きや姿勢もリアルに再現したんだそう。

丸子船

琵琶湖の水上交通の主役だった「丸子船」の実物大模型。
間近で船大工の技が見学できます。

ARコーナー

最新のAR技術で、タブレットをかざし丸子船に乗った気分も味わえちゃいます。

龍のメッセージ

展示の最後は龍からのメッセージ。
「歴史とは、我々と過去の終わりなき対話である」

人が自然をどのように利用してきたのか
歴史を知ることが、明るい未来へと繋がるのかもしれません。

レストラン新メニュー

ミュージアムレストランでは
「湖の幸の天ぷらどんぶり」や「びわ湖の龍のパンケーキ」などの新メニューも登場。

入口エントランス

「琵琶湖はいま目に見えていること以外にも、すごい力があるんです。
それを知ってもらい、琵琶湖に興味を持ってもらえる入り口になれれば」
と開館に向けて髙橋館長も挨拶されていました。

グランドオープンの10月10日からは
入館前に事前予約が必要となります!ご注意ください!!
入館予約はこちらから

見て・触れて・体感して、“びわ湖のちから”を感じてみませんか?

<写真・文:しがトコ編集部>

『滋賀県立琵琶湖博物館』を地図でみる

博物館利用で駐車場無料!

滋賀県立琵琶湖博物館

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『滋賀県立琵琶湖博物館』のデータ

住所
〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091 
→地図
電話番号
077-568-4811
観覧料金
常設展示 800円(大人)/450円(高校・大学生)
琵琶湖博物館常設展示・みずの森共通券 890円(大人)/560円(高校・大学生)
※小学生・中学生は無料
開館時間
9:30~17:00(最終入館16:30)
*新型コロナウイルス感染症対策で開館時間を変更している場合があります。詳しくはホームページをご確認ください。
また、入館には事前予約が必要です。入館予約は公式サイトでご確認ください。
休館日
月曜日(月曜が祝日の場合は開館)
公式サイト
https://www.biwahaku.jp/

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