カフェ・お店

”発酵だし”のお味噌汁や鯖そうめん、健康的な発酵食が味わえる『朽木の森の発酵カフェ ロータスリーフ』

開放感ある店内

【朽木の森の発酵カフェ ロータスリーフ/滋賀県高島市】

豊かな自然が美しい高島市朽木。
そこに何時間でものんびりと過ごしたくなる
寛ぎの空間を見つけました。

今年で2年目をむかえる『朽木の森の発酵カフェ ロータスリーフ』は、
丁寧に醸して作る発酵食が自慢のお店。
「キムチ」を使った定食や、地元にちなんだ発酵食のコラボまで、
美味しくて健康的な発酵メニューが、種類豊富に味わえるんです!
(*お店は現在、冬期休業中ですが2月19日に営業再開予定です)

森の中にあるログハウスは、シンプルで洗練された優しい空間!

高島市朽木には、福井の若狭湾から京都へ繋がる「鯖街道」が
豊かな自然の中を駆け抜けます。
安曇川
その鯖街道と並ぶように、穏やかに流れる安曇川。
地元の人で賑わう道の駅「くつき新本陣」から
一歩裏へ足を踏み入れれば、そこには時間がゆったりと流れる
別世界が広がっています。

ロータスリーフ外観
安曇川沿いに佇むこちらのログハウスが、
一昨年にオープンしたお店
『朽木の森の発酵カフェ ロータスリーフ』。

開放感ある店内
扉を開けると、木の温もりが心地よい空間が広がります。
外の光が差し込んで、明るく広々とした店内。

外を眺めるお客さん
大きな窓の外には、美しい川と壮大な山々の景色が広がり、
いつまでも眺めていたくなります。

ここ『ロータスリーフ』はカフェの隣にある発酵食品工場の店主が、
その敷地内にあった古い建物をリノベーションしたお店。

オープンキッチン
木がふんだんに使われた落ち着く店内は、
あえて「店主の個性を出さない」という、
こだわりがあるのだそう。

吹き抜けの天井
個性を出さず、無駄なものを置かない。
シンプルさに統一感を持たせることで、
広くゆったりとした空間を演出しているそうです。

「そうすることで、誰もが落ち着く寛ぎの空間になるから。
訪れた皆さんに、のんびり過ごしていってもらいたい」
と店主は語ります。

洗練された空間
まるで家の中にいるように寛げるのに、
洗練されてお洒落な空間。
ここはいつもと違う非日常的な世界で、
ゆっくりと流れる時間を存分に味わえる場所です。

カフェだけど豊富な発酵食メニューに感動!

健康や美容でも注目される発酵食。
アレンジや使い方次第でぐんと世界が広がります。

ロータスリーフは「カフェ」と言えども、
本格的な発酵食メニューが豊富に味わえるんです!

豚キムチ定食

「自家製キムチで豚キムチ定食(1,080円)」

発酵食といえば定番のキムチ。
キムチには乳酸菌によって生まれた
ビタミンが豊富で栄養も満点!

セットで付いてくる小鉢は、自家栽培で育てた野菜で作るお惣菜。
そして、ここのお味噌汁!
発酵出汁を使ったお味噌汁なのだそう。

発酵だしの味噌汁
発酵出汁とは、発酵させた魚などをもとに
昆布と一緒にとった出汁のこと。
発酵出汁を使うことで、ぐっと旨みが増し優しい味わいに。

最近は発酵食が注目を浴びていますが、
出汁まで発酵させる時代になったのですね。

水キムチ
お漬物かな?と思いきや、なんとこちらは『水キムチ』!
キムチと言ったら赤くて辛いものをイメージしますが、
汁の多い水キムチと言うものもあるんです。

ありのままの野菜の甘みを残して作られていて、
汁も飲めるというまさに健康食。

キムチはちょっと辛いから苦手…という人にもぜひおすすめ。

ヨーグルト
「自家製ヨーグルト、じっくり煮込んだルバーブのコンポート添え(380円)」
も絶品です!

“鯖街道”にちなんだ発酵食メニューにも注目!

鯖定食
「発酵の町高島のプライド、醸し鯖定食(1,180円)」

発酵の町である高島で、さらに“鯖街道”にちなんだメニューは
考えられないだろうか、ということで考案されたのがこちら。

発酵出汁に浸してから焼き上げる鯖焼きは、
ふわっと柔らかく、とっても優しい味に。

コチュジャン煮定食
「ちょっぴりピリ辛 鯖のコチュジャン煮定食(1,080円)」

家庭にもある調味料コチュジャンで鯖を煮込んだもの。
「コチュジャン&鯖」とはなんとも斬新ですね!

鯖そうめん
朽木名物の鯖そうめんを発酵出汁でアレンジした
「ここ朽木のおもてなし料理鯖そうめん(880円)」

ここに来れば朽木名物を発酵食の目線から、
とことん楽しめてしまうんです!

発酵食を作り続けて20年!町の活性化を目指すカフェ

ロータスリーフのスタッフ
このお店を営む会社には、発酵食を作り続けて
20年の歴史があります。

乳酸菌の良い面を知ってもらおうと始まったこのお店。
余計な調味料は使用せず、身体に良いとされる乳酸菌のバランス
を徹底的に管理した発酵食を作るのが、このお店のこだわりです。

シンプルなアイス
人間の身体には、いたるところにたくさんの菌(微生物)が住んでいて、
菌のバランス次第でちょっとした肌荒れや、身体の変化が起こるのだとか。

「発酵食そのものが、実は身体に近い存在なんです。
身体に良いことは、食べてみると身体が分かってくれますよ。」
と、店主は自信をのぞかせます。

店内ディスプレイ
「昔からこの町の成長を見てきたし、人口の減少とともに
人の賑わいが減ってきたのも見てきました。」と話は続きます。

店内薪ストーブ
「美しい朽木の自然を満喫できるこの場所で、こだわりの発酵食を提供して、
それが少しでもこの町の活気に繋がればいい。」
とお店に込められた想いを語ってくれました。

お客さんは朽木に住む地元の人が多いのかと思いきや、
鯖街道を通って福井や京都など県外からやって来る人も多いとか。
大阪や兵庫からふらっと立ち寄る人も結構いるそうですよ。

ワクワクするイベントも企画中!

たくさんの人に楽しんでもらうための計画も進行中!

かまどご飯
お店ではかまどで炊き上げるご飯を積極的に提供しています。
今後はこのかまどを活かした『かまど炊き体験』など
楽しいイベントなども考えているのだそう。

ピザ窯
ピザ料理も用意できたらと、本格石窯まで!
新メニューや体験イベントも楽しみですね。

サイクリングの休憩地としても人気!

サイクリングロード
お店の前にはサイクリングロードが走っています。
サイクリングの折り返し地点や、休憩にも最適の立地!

サイクリングロードと景色
春は桜、夏には清涼な川と緑豊かな山、
木々が染まる紅葉に、冬は一面の雪景色も絶景!
四季折々で表情が変わるこの景色は、この町の魅力そのもの。

そんな自然を楽しみながら自転車を走らせていたら、
このお店を見つけて入ってくる人も多いのだとか。

朽木では自然の恵みを活かして楽しむスポーツイベントも
年間を通してたくさん開催されています。
2016年にはサイクリング大会「水と緑の西近江高島ロングライド100」が
開催され、『ロータスリーフ』も出場者にお味噌汁を200食提供して
協力したのだそう。

取材当日も鯖街道を通っていると、かっこいいロードバイクを
走らせている人がちらほら!
春になったら、サイクリングも兼ねて訪れるのもいいですね。

雄大な眺め
12月23日から冬期休業に入っていますが、
2月19日に営業再開予定です。
(積雪状況により、休業が延長されることもありますので、
スケジュールは公式サイトでご確認ください)

春のぽかぽか陽気がただよい、生命力に満ち溢れた景色が
今から待ち遠しいですね!

美しい雄大な自然に癒されて、カラダが喜ぶ発酵食を
堪能できる『ロータスリーフ』。
心とカラダが癒される、ゆったりとしたひと時をぜひ過ごしに来てください。

(写真・文 安積 里沙)

『朽木の森の発酵カフェ ロータスリーフ』を地図でみる

道の駅『くつき新本陣』からすぐ!

滋賀県高島市朽木769

→大きい地図で見る

『朽木の森の発酵カフェ ロータスリーフ』のデータ

住所
滋賀県高島市朽木769
→地図
電話番号
080-3827-1848
営業時間
9:00~17:00
営業日
毎週土・日曜日・祝日
公式サイト
http://lotusleaf.jp/
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