【ニコノシッポ/滋賀県野洲市】
落ち着いた日本家屋に、のんびり過ごすネコ。
縁側から見えるのは、庭園と広大な畑。
ホッとリラックスできる場所に、
看板猫のいるカフェがあります。
「保護ネコと触れ合う“入口の場所”になってほしい」
そんな願いを込めて営業されている『ニコノシッポ』に
遊びにいってきました!
三上山をのぞむ絶好のロケーション
お店の目の前には、「近江富士」の名で愛される
三上山がそびえ立ちます。
築60年の古民家をリノベーションして
2022年5月にオープンしました。
「ネコのおうち」を訪ねたようなリラックス空間
こんにちは~、と靴を脱いで引き戸を開けると…
入口すぐのキャットタワーで眠るネコちゃんが!!
思わず「かわいい!」と声が出てしまいました…が、
ネコちゃんはすやすやと眠り続けています(笑)
こちらの子は、テーブルの上でのんびりと。
「あら、お客さんね」と、
ちらりと目を開けて見ています。
ふと上を見ると、欄間を利用したキャットウォークで
眠るネコちゃんも。
さらに縁側の端で、
気持ちよさそうにくつろぐ子も。
ネコ好きにとっては、まさに天国のような場所です。
縁側と隣接し、光がたっぷりと入るテーブル席の部屋。
本棚にはネコ関連の本も多く置いてありました。
テーブル席の部屋に続き、
天井から光が入るソファ席や、奥には和室も。
古民家らしいゆったりとした空間が広がります。
カフェメニューも食事メニューも本格派!
メニューは、スイーツやコーヒーなど
カフェメニューが充実しています。
フードメニューもあるので、食事利用もおすすめです。
「三上山カレー」は、
三上山の稜線をリアルに再現した本格派。
美味しいカレーと一緒にごはんを食べすすめると、
うれしいサプライズが待っていますよ。
コーヒーを注文して提供されたのは、
布引焼きで作られたオリジナルの器。
お店でも販売中です。
アイスの乗った本格クリームソーダも!
ネコちゃんとの組み合わせは、これ以上にない癒やしです…
「看板猫のいるカフェ」とは?
人を怖がらずフレンドリーな子たちが多いですが、
ここはあくまで「看板猫のいるカフェ」。
近づいてきてくれるかは、ネコたちの気持ちが最優先。
触ることもOKですが、そっと驚かさないように。
また、動物愛護法により、
午後1時から2時はネコたちのおやすみ時間が
設定されています。
もっとネコたちに近づきたい気持ちを抑えながら
オーダーを待っていると…こんなことが!
「看板猫」の名にふさわしいチャーミングな仕草に
メロメロになってしまいました。
さまざまな背景を経て
『ニコノシッポ』にいるスタッフの子たち。
プロフィールには心がぎゅっとするエピソードも
ありますが、目の前のネコちゃんたちは
ツヤツヤふわふわの毛で、おだやかに過ごしています。
そんな姿を見ると、小さな命の大切さや
動物を愛しく思う気持ち、またたくさんの「人の手」によって
命がつながれていることに、ハッと気づきます。
保護ネコとの出会い、“入口のお店”に
オーナーは小川やすえさん。
長年おこなっている、動物愛護活動の方法を模索する中で
出会ったのが、この古民家でした。
売りに出ていたこの場所をリノベーションし、
『ニコノシッポ』をオープン。
保護ネコとのご縁をつなぐカフェとして
娘さんとふたりでお店を切り盛りしています。
「保護ネコとの出会いといえば“譲渡会”ですが、
どうしてもハードルがありますよね。
必ず引き取らなければいけないのかな、なんて
考えてしまったり…」
ただ、「看板猫のいるカフェ」なら、
気軽に来店してもらえて
保護ネコたちの現状にふれてもらえる。
お店をきっかけにした出会いから、結べるご縁が増えれば。
『ニコノシッポ』はそんな思いで運営されています。
里親募集も随時おこなわれているので、
詳しくはお店の案内を確認してみてくださいね。
(取材・文:しがトコ編集部 写真:辻村 耕司・しがトコ編集部)
(記事公開日:2022年7月5日 最新更新日:2024年2月22日)
『ニコノシッポ』の店舗情報
- 住所
- 滋賀県野洲市北櫻243番2
- 電話番号
- 077-532-8908
- 営業日
- 金曜日~日曜日
- 営業時間
- 10時00分~17時
- 公式サイト
- https://niconoshippo.business.site/