カルチャー

2週間の“お試し移住”が人生の分岐点に!奥伊吹への移住を後押しした『滋賀の農山村お試し移住』

【しがトコPR:滋賀の農山村お試し移住/滋賀県米原市甲賀】

薬草の宝庫として知られる伊吹山。
澄んだ水と空気に囲まれた山の中腹に、
わずか20軒が暮らす、小さな集落があります。
「このままでは村がなくなってしまう」という
危機感のもと15年前から積極的に
移住者を受け入れてきました。

そこに、2週間の”お試し移住”を経て、
新たな人生拠点を作ることを決めたひとりの女性がいます。
これまでの暮らしを離れて米原市への移住を検討。
その決断に至るまでの、お試し移住の様子をレポートします。

炭焼きの伝統文化が残る自然豊かな場所

伊吹山

滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山は
古くより薬草の宝庫として親しまれていて
かの織田信長も伊吹山に薬草園を作らせたと伝えられています。

東草野集落

そんな伊吹山の中腹にあるのが米原市甲賀地域。
新幹線が停まるJR米原駅から、車で40分ほどの場所にあります。
姉川に沿って道を進んでいくと、空気も水も澄んでいて
思わず深呼吸したくなる気持ち良さ!

世界一の積雪記録があるスキー場「グランスノー奥伊吹」もすぐ近くで
ウインタースポーツも楽しめる環境です。

炭焼き窯

このあたりの集落は、昔は炭焼きで生計を立てていた「炭焼きの里」。
冬は雪深いためこの地域ならではの保存食なども伝わっています。
そういった地域特有の伝統を残すための
体験イベントなども行われています。

移住受け入れのために空き家を自分たちで改修

法雲さん

東草野炭焼き&食文化保存会の
法雲俊邑(のりくもしゅんゆう)さん。
炭焼きや食文化を伝える活動だけでなく
この地域で空き家になってしまった古民家を改修し、
移住者の受け入れ施設として提供するなど
15年前から積極的に移住促進の取り組みも行ってきました。

「住む人がいなくなることは村の存廃につながります。
村を無くさないためにも移住の受け入れ努力をしたい」と話します。

初めは移住者の受け入れに反発もあったそうですが、
法雲さんの熱心な想いが周囲の理解につながり
5組の移住者を受け入れることにもつながりました。

改修前の空き家

今回のお試し移住の拠点となった古民家も
法雲さんたちがほとんど自分たちで改修を手掛けました。

改修前

「屋根にも壁にも穴が空いて、ボロボロの状態でした。
協力してくれる人たちの力を借りながら
床も張り直し、水回りも入れ替えて
住むのに不便がないよう修繕しています」。

約半年をかけて完成したお試し物件。
実際にそこで住んでみた藤原美穂さんに話を聞いてみました。

お気に入りの場所は“伊吹山が見える縁側”

縁側に座る藤原さん

年が明けた1月初め。改修されたばかりの古民家で
2週間のお試し移住を体験した藤原さん。
岐阜県揖斐川町出身で幼い頃から伊吹山や薬草に親しみもあったので
米原でのお試し移住に興味を持ったそう。

「この家の好きな場所は縁側です。
伊吹山を見ることから一日が始められて気持ちいいです」。
と、ここならではの景色や空気を満喫しています。

改修後の座敷

田の字型の和室も建具を取り払って
どう使おうと悩んでしまうほどの、開放的な空間に!
しっかり断熱も考えて改修されているので、
ストーブだけで十分に暖がとれるとのこと。

ヨガ
(写真提供:藤原美穂)

友だちを呼んでヨガをしたり、お食事会を開いたり
藤原さんが古民家暮らしでやりたかったことも実現しました!
みんなでわいわいと集えるのも、この広さがあるからこそですね。

台所

台所や浴室などの水回りもきれいに改修されています。
所々レトロな部分も残っていて、古民家ならではの味わいも感じます。

「ヨモギなどの薬草、野草も採れるんですよ。
寒いけど、その分空気も澄んでいて、
仕事に追われた日常を忘れて、別世界にいるみたいでした」
と大満足の様子の藤原さん。

人の温かさや移住者への受け入れ体制が整っていることが決め手

先輩移住者との交流

ご近所に住む先輩移住者、篠田さんのお家に遊びに行き、
実際のご近所づきあいについても聞いてみました。

「松茸のシーズンには近所の山を集落で買うので
松茸狩りし放題!去年は豊作で、もう松茸はいらない!
ってくらい、松茸を食べました(笑)
婦人会の人たちと味噌作りをしたりもします。
地域のみなさんも移住者に分け隔てなく声をかけてくれるので
逆に、ひとり静かに過ごしたいという人には向かないかも」と篠田さん。

都会ではご近所づきあいが希薄になる傾向ですが
ここではご近所の温かいつながりが
まだまだ残っているようです。

法雲さんと藤原さん

「自然豊かな環境の良さはもちろん
法雲さんにも手厚くサポートしていただいて
人の温かさがとても印象的でした」と藤原さん。
奥伊吹に移住し新たな人生をスタートすることに決めました

「冬の寒さが心配だったので、
あえて冬の時期に住んでみたのもよかったです」とも。
その地で暮らすことでしかわからない
“実体験”が移住決断の決め手となったようです。

この他のエリアでも、滋賀県内には、
お試し移住を受け入れされている地域団体がたくさんあります。

滋賀県からの委託により、しがトコで企画制作した
「農山村でのお試し移住プラン」では、
県内の6つの施設をご紹介していました。

各エリアは、今後も継続的に、
お試し移住を受け入れされています。

興味がある方は、特設ページの各プランを、
ぜひチェックしてくださいね!

滋賀の農山村お試し移住
https://shiga-life.com/
(募集期間は終了していますが、各受入団体では継続的にお試し移住の受け入れをされているので直接お問い合わせください)

(取材・文:coba、写真:しがトコ編集部)

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提供:滋賀県 「新しい滋賀の農山村ぐらし!」 
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/nousonshinkou/322768.html

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