カルチャー

滋賀県の郷土料理「えび豆」作りを沖島で!離島でしか味わえない体験をレポート

沖島漁業会館

【しがトコPR:びわ湖ワークショップ/えび豆作り】

日本で唯一湖に人が暮らす島、沖島。

琵琶湖に浮かぶこの島には、車もバイクもない、
昔ながらの暮らしや豊かな自然が残っています。

忙しい日常から離れ、
どこまでも広がる琵琶湖を眺めながら
時をゆっくりと感じる…。

そんな不思議な魅力であふれている沖島で、
琵琶湖の魅力を感じる
ワークショップの第三弾を開催!

前回の水郷SUP体験、ビーチグラスアクセサリー作りに続き、
今回は沖島で親しまれている郷土料理、
「えび豆」作りを体験しました!

堀切港から約10分!通船で沖島へ向かいます

堀切港

周囲約7kmの沖島は、
琵琶湖に浮かぶ島々の中で最も大きい面積を誇ります。
滋賀県近江八幡市に属す有人島であり、
約220人もの人が暮らしています。

人口の約7割が漁業に従事する漁師の島。
沖島は琵琶湖の漁獲量の半分を担っているのです!

堀切港

まるで瀬戸内海を彷彿とさせる、堀切港から広がる光景!
「海に来たのかも?」と勘違いしてしまうような琵琶湖の雄大さは、
何度来ても驚きます。

沖島へのアクセスは、
近江八幡市堀切港から出ている「通船(つうせん)」を利用します。

1日に10〜12便の往復があり、
対岸の近江八幡市と日常的に行き来する姿も見られます。

料金は片道500円で利用可能です。

琵琶湖で漁を行う船が停泊する風景から、
漁業が盛んであることが伺えます。

島民の中には通船を利用せず、
自身の船を使って琵琶湖間を移動する方もいらっしゃるそう!

堀切港乗船

時間通りにやってきた通船に乗り込み、いざ沖島へと向かいます!

堀切港から沖島までの距離は約1.5km。
乗船時間は10分程度ですので、しばしの船旅を楽しみましょう!

沖島の鐘

沖島へ訪れると、まず迎えてくれる「願い鐘」。
「街から来ましたよ!」と知らせるために
2016年に設置されたそう。

沖島のお母さんと一緒にえび豆作り開始

沖島漁業会館

沖島へ到着すると、まず目に入る建物が「沖島漁業会館」です。
水揚げされた魚介類を保存するための、
大きな冷蔵庫が設置されています。

今回のえび豆作り体験は、
沖島漁業会館で実施していただきました。

入り口には小さな屋台風の売店もあり、
アイスやブラックバスを利用したコロッケなどが販売されていました。

沖島のお母さん

今回、えび豆作りを教えてくれるのは「湖島婦貴(ことぶき)の会」の方々です。
湖島婦貴の会は「沖島の家庭の味に親しんでほしい」という想いから、
2002年に数人の有志で発足されました。

現在は16名のメンバーで構成されており、
多くは夫と共に琵琶湖で漁業に従事する女性達です。


当日は、県内外から集まったおよそ20名の参加者のみなさんが
えび豆づくりの様子を見学するべく集まりました!

えび豆は、琵琶湖で穫れる「スジエビ」を大豆と一緒に煮た郷土料理。
「エビのように腰が曲がるまで暮らせますように」
という願いが込められており、
日常だけではなくお正月やハレの日にも食べられています。

今回の体験ではスジエビをなんと3kgも使用!
沖島の漁師の皆様、本当にありがとうございます。

黄金色の「照り」が美しい、えび豆が完成!

みりんを入れる

さっそくえび豆づくりがスタート。
醤油、砂糖、お酢を沸騰させたお鍋にスジエビを入れていきます。

県内のスーパーで販売されているえび豆の中には、
スジエビよりも豆の方が多いことがあるそう。

アクを取り除いてから約15分程度煮詰めた段階で、
みりんを入れます。

この時点でえび豆の味付けが完了!
すでにいい香りがしていて美味しそうです!

豆を入れる

最後に大豆を入れて混ぜ込みます。

すでに茹で上がった調理済みの大豆を使うことが多いそうです!

最後に煮詰める

大きなガスコンロを使い、高火力で煮詰めるのが沖島流。
そうでないと独特の「照り」が出ないのだとか。

家庭のコンロで作る場合はエビの量を200g程度に抑え、
少量で作った方が美味しく作れるとのことでした。

完成したえび豆

完成したえび豆をザルで引き上げます!

高火力で大量に作るからこそ生まれる「照り」!
エビと豆が黄金色に輝いています!

煮汁と大豆のふっくらとした甘い香りと、
煮詰まったエビの香ばしさがたまりません。

出来上がったえび豆は、バットに移し替えて不純物を取り除きます。

丁寧に作ったこともあり、
ほとんどがきれいな状態でした!

最後に参加者全員分にパッキングして完成!

しっかり煮込んだにもかかわらず、エビのサクサク感も残っており、
煮汁と大豆の甘さがマッチしていて本当に美味しい。

ご飯にはもちろん、おつまみとしても最適な1品でした!

パッキングして完成

えび豆の基本レシピ

えび豆の基本レシピは以下の通りになっています!
各材料の量を調整しながら、ぜひご家庭でも作ってみてください。

◆材料

  • エビ:1kg
  • 淡口醤油:500cc
  • 濃口醤油:100cc
  • 砂糖:600g
  • みりん:150cc
  • お酢:50cc
  • 煮豆:好みの量

◆レシピ

  1. 醤油・砂糖・お酢を沸騰させる
  2. 沸騰した中にエビを入れて煮立たせる
  3. エビが煮えてきたら豆を入れる
  4. みりんを入れ、煮汁が少なくなってきたら火を止める
  5. ザルに上げ、冷まして完成!

沖島での生活は街中と変わらない

質問する光景

日常を街中で暮らす我々にとって、
島での生活はどんなものか気になります。

参加者の全員が、興味を持って質問していきました。

島の生活は街とほとんど同じ。
仕事に行くのか、漁に出るのかといった違いだと教えてくれます。

沖島に停泊する船

漁に出る時間帯は夜中の0時から朝方にかけて。
日中はお昼寝の時間帯であることも教えてくれました。

島には島民の日常が流れています。
観光で訪れた際は騒がず、
生活を邪魔しない配慮が必要となります。

小学校の校舎

沖島には保育所と小学校も存在しています。
小学校に街から通っている生徒が数人いらっしゃるそう。

中学生になると通船に乗って、
街の学校に通うと教えてくれました。

聞けば聞くほど、
沖島での生活に興味がわいてきました!

次世代のクリエイターと琵琶湖を感じ、楽しんだワークショップ

今回のイベントは、
琵琶湖の魅力を発信する動画クリエイターチーム
「NEXT BIWAKO CREATORS」のメンバーと
琵琶湖を感じるワークショップの第三弾!

調理体験

時の流れがゆっくりしているような、
新鮮な感覚を味わえる沖島。
ここでしか味わえない体験を、
参加者全員で楽しみました。

沖島の風景

沖島には車が走っておらず、信号機もありません。
島民の生活を支える「足」は船と三輪車。
そのため日常的に聞こえる騒音が無く、
見える景色も異なります。

三輪車

周囲を琵琶湖に囲まれた環境で、
琵琶湖の恵みであるスジエビを使った郷土料理体験。
普段の生活圏ではなかなか味わえない、
琵琶湖を五感で感じられるイベントでした。

離島でありながらも、船で10分というアクセスの良さ。
ぜひ一度沖島を訪れ、
えび豆をはじめとした郷土料理を味わってみてください。

(取材・文 新井勇貴)

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提供:滋賀県琵琶湖環境部環境政策課

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