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200年もの歴史を誇る珍しい春の仕掛け花火!暗闇に浮かび上がる幻想的な『篠田の花火』

【篠田の花火/滋賀県近江八幡市】

200年もの時を超えて脈々と受け継がれている、とても珍しい花火があります。
独特の淡い青紫色の炎を放ち、暗闇に絵が浮かび上がる様はなんとも幻想的。

花火といえば夏のイメージですが、『篠田の花火』は毎年5月4日に開催。
近江八幡市の『三大火まつり』と称されることもある、歴史のある伝統行事です。

今では珍しくなった硫黄・硝石・桐灰を調合して作る“和火薬”を使った仕掛け花火で、
打ち上げ花火の華やかさとは一味違う、じんわりと情緒溢れる花火なのです。

国選択無形民俗文化財にも指定されている“珍しい”花火は必見!


毎年5月4日に開催される『篠田の花火』は、JR近江八幡駅の東、
東海道新幹線の目と鼻の先にある『篠田神社』行われます。

五穀豊穣と住民の安寧を願って執り行われる、春の例祭の一部です。

夕暮れ、篠田神社境内に火の粉を散らす松明が宮入りするところから
祭りは本番を迎えます。
夜8時すぎから、全国各地の煙火店から奉納された打ち上げ花火や
手筒花火が披露されます。

打ち上げ数はさほど多いわけではありませんが
各煙火店が腕を競う花火は、見ごたえがあります!

篠田の花火(平成26年度の様子)
祭りのクライマックスに登場するのが、とても珍しい“仕掛け花火”。
約10m×20mの板に描いた絵柄に、特別に調合して作る“和火薬”を塗り込んであり、
点火と同時にじんわりと絵柄が浮かびあがってくるのです。

暗闇の中、ゆっくりと淡い炎の絵柄が浮かび上がる様は幻想的!
しかし、その反面とっても撮影が難しいそう。
この珍しい花火がまだSNSなどでも話題になっていないのは、
そのせいかもしれませんね。

写真愛好家にとっては、腕の見せどころ!
じわりと趣のある花火なので、その目と記憶に焼き付けるのも
いいかもしれませんね。

篠田の花火(過去の様子)
実は、数年前まではこの写真のようにかなり大掛かりな仕掛け花火が披露されていました。
残念ながら、現在は火薬の使用制限等の関係で、近年は少々スケールが小さくなっているのだとか。

けれど、形を変えながらも200年ものあいだ途絶えることなく続いていることは、
『篠田の花火保存会』をはじめとする、地元の方々の努力の賜物ですね。

毎年変わる絵柄。今年はどんな景色が見られるのでしょうか

篠田の花火(平成25年度の様子)
花火の絵柄は、その年にあったタイムリーな話題を取り上げてテーマを決めるそうで、
昨年度は“猛禽を抑える聖鳥『鴻』の勇闘”を描き、世界平和を願いました。

今年は江戸時代に作られた長編物語『南総里見八犬伝』をモチーフに、
混乱する政界に巣くう悪鬼に一喝を入れるとか。
夜空にどんな花火絵が描かれるのか、いまから楽しみです。

松明奉納
仕掛け花火が終われば、松明を奉納し祭りはいよいよクライマックス!

花火を見に行く前に、これは注意!!

松明奉納
最初の打ち上げ花火から仕掛け花火、松明まで
すべてがかなり至近距離で見られるのもこの花火大会の醍醐味のひとつ。

ただし、ダイナミックで迫力がある分、火の粉が飛んでくることもあるので
十分に注意が必要です!

また臨時駐車場は用意されますが、それほど広くないため駐車できる台数は限られます。
駐車場所をもとめて右往左往・・・なんて可能性もあります。
JR近江八幡駅から徒歩30分くらいなので、
足に自信がある方は公共交通機関を利用するほうが賢明です。

その場合、花火終了の時間が遅いので、
帰りの電車の時刻チェックもお忘れなく!

例年、屋台もでていないと思われますので、
食べ物や飲み物なども持参したほうがいいでしょう。

事前にしっかり準備をして、珍しい晩春の花火を楽しんでください。

(写真提供:近江八幡市秘書広報課・近江八幡観光物産協会・辻村耕司)

記事公開日:2018年5月3日/最終更新日:2021年6月15日

『篠田の花火』を地図でみる

近江八幡駅から約1.7km

滋賀県近江八幡市上田町1615

→大きい地図で見る

『篠田の花火』の詳細

会場
滋賀県近江八幡市上田町1615 篠田神社【→地図】
日時
毎年5月4日/20:00~22:00頃 ※雨天の場合は翌日に順延
駐車場
臨時駐車場あり
公共交通機関
JR琵琶湖線 近江八幡駅 徒歩30分
近江鉄道・湖国バス 上田 下車 徒歩5分
ウェブサイト
篠田の花火(近江八幡市)
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