【しがスポーツSTORY#004 ゴールボール】
パラリンピックの正式種目にもなっている
「ゴールボール」という競技をご存知でしょうか?
視覚障害者のために誕生した競技で、
鈴の入ったボールを3人の選手が転がすように投げて得点を競い合います。
競技中は、視界をシャットアウトするために
「アイシェード」を装着するので、これをつけてしまえば
健常者も視覚障害者も同じ条件でプレーできるのが一番の魅力です。
第四回目の「しがスポーツSTORY」は、そんな「ゴールボール」を紹介します。
新しい感覚が味わえるボーダレスなスポーツ!
『日本ゴールボール協会』副会長で『守山ゴールボール』代表でもある西村秀樹さんは「ゴールボールは新感覚で楽しめるボーダレスなスポーツです!」と紹介してくれました。その真意は?「一般的に障害者スポーツとして紹介されることが多いのですが、アイシェードをつけることで健常者も障害者も同じ条件で戦える。だから僕は、誰もが気軽に始められるボーダレスなスポーツだと紹介するようにしています」と話してくれました。
というわけで、今回は実際に体験しながらゴールボールの魅力を探ってみました!
取材日にはびわこ成蹊スポーツ大学や日本体育大学の学生、地元の親子連れらが参加されていました。
体験して知る、ゴールボールの魅力
まずは簡単にゴールボールの基本ルールを。1チームは3名編成。重さ1.25kgの鈴入り専用ボールを使用します。コートの大きさは縦18m×横9m、バレーボールのコートと同じ大きさです。
コート内でボールを転がすように投げ、相手のゴールに入れれば1点。時間内により多く得点を決めたほうの勝ちとなります。ボールは必ず自分たちの陣地でワンバウンドさせないといけません。なぜならボールを浮かしてしまうと鈴の音が鳴らず、ボールの位置が判別しづらくなってしまうからです。
ここまでのルールはいたって単純ですが、選手全員がアイシェードを装着し、視覚に頼らないということがこの競技を複雑かつ面白くします。スキーゴーグルのような大きなアイシェードが、なんだかカッコいいと思いませんか?
これを装着して、戦闘開始です!初体験のメンバーは、まずはアイシェードをつけずに、ボールの位置を確認しながら練習を始めました。
※「しがスポーツSTORY」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式の総合スポーツサイト『しがスポーツナビ』で公開されています。