カルチャー

アート×散歩で地域とつながる『堅田*はまさんぽ アートプロジェクト2020』

※お出かけの際は、マスクの着用や手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスを保った行動など、感染予防の徹底をお願いします。また、お住まいや、お出かけされる都道府県の要請をご確認ください。各施設の最新の営業状況については、公式ホームページをご確認ください。

【美の滋賀trip!#07/堅田*はまさんぽ アートプロジェクト2020】

2020年は、アート界にとっても、とても厳しい年でした。
新型コロナによる休館ラッシュに、展覧会の中止・・・。

そんな中、大津市にある「成安造形大学」の学生らは
展覧会という形に縛られない、新しいアートの形を模索し始めました。
その名も『堅田*はまさんぽ アートプロジェクト2020』。

「地域に深く関わり、地域のことをもっと知る」をコンセプトに、
人と人とのつながりに立ち返るプロジェクトです。

「堅田*はまさんぽ」とは?

堅田浜通り商店街

「堅田*はまさんぽ」は、2018年から始まったアートプロジェクト。
琵琶湖沿いにある「堅田浜通り商店街」を舞台に、
成安造形大学の学生たちが企画運営を担当しています。

堅田はまさんぽ2018展示風景

2018年はお店のショーウィンドウや屋外に
学生を中心とした30名近くのアーティスト作品を展示。

2019年は地域でワークショップを行い、一緒に作品を作るなど
ともに商店街でアートが楽しめる展覧会を作りだしてきました。

堅田はまさんぽ2019ワークショップ風景

2020年はさらに大規模なワークショップや
展覧会を予定していたのですが、
新型コロナの影響で人を集めるのが難しい状況に・・・。

この状況で何ができるかを学生たちで話し合い、
「地域の方々ともっと強くつながりたい!」という思いから
2つのプロジェクトを実行しました。

「みんなのびわこ」プロジェクト

みんなのびわこ1

ひとつ目は、「みんなのびわこ」プロジェクト。
地域の人々に滋賀県の形をした白い枠を配り、
自分の記憶をたよりに琵琶湖を描き入れてもらいます。

みんなのびわこ3

天気予報などで毎日のように見ていて
滋賀県民にとってはお馴染みの琵琶湖の形。

当然のように頭の中にはあるけれど、
いざ紙に描くとなると話は別です。
全然思い出せなかったり、
自信を持って描き始めても途中で止まってしまったり・・・。

みんなのびわこ制作1

そんな感じで集まった多種多様な「びわこのかたち」。
見比べてみるとかなり面白いものに!

それを大きな布にプリントして商店街のショーウインドウに展示しました。

みんなのびわこ展示2

元化粧品屋さんにうどん屋さんなど
商売はやめてしまっても
ショーウインドウがそのまま残されているお店もたくさんあります。

みんなのびわこ展示6

2019年のときには、いつの間にかショーウインドウの中に
作品と一緒にぬいぐるみが飾られていたなんてこともありました。
学生たちに触発された地域の人々が、自分たちなりの表現を楽しんだようです。

そこで今回は最初からお店の人にもコラボレーションを積極的に呼びかけ
さらに個性あふれるショーウインドウになりました!

びわこ図鑑1

また関連企画として、集まったびわこのかたちを
スタンプにしたスタンプラリーも開催されました。

マップを頼りに町歩きをしながらスタンプを集めるイベントは
地域の子ども達も楽しんで参加していたそうです。

「堅田飛び立て!フォトコンテスト」

フォトコンテスト3

ふたつ目の企画「堅田飛び立て!フォトコンテスト」は、
オリジナルキャラクター「らくがんさん」と一緒に、
堅田の景色を写真に撮って応募してもらうというもの。

らくがんさん制作1

らくがんさんは、
近江八景のひとつ「堅田の落雁」をモチーフに
学生たちが作りだした新しいキャラクターです。

フォトコンテスト1

たくさん作ったらくがんさんを
地域の方々や小中学校に配布すると、
SNSを通してたくさんの投稿がありました!

グランプリ写真

フォトコンテストのグランプリに輝いたのはこちら!
明治8年に建てられた琵琶湖唯一の灯台、
「出島の灯台」とらくがんさんのコラボレーションです。

堅田地区は琵琶湖のなかでも東西の幅がもっとも狭く
古くから水運の要所だったそうで、
船が安全に行き来できるようにと建てられた灯台は、
堅田のシンボルとして親しまれています。

「人の暖かさに触れることができて、すごく嬉しかった」

吉田さん2

「昨年までは展覧会をするのが目標だったのですが、
今年はもっと地域の方と一緒に何かをしたいという気持ちが強くて。
今年は、けっこうグイグイ行きました(笑)」と話してくれたのは、
成安造形大学3年生の吉田芽生さん。

「いつも遠くから見ているだけだった建物に入らせてもらえたり、
そこでお話を聞いて、歴史を知ったり。
勇気を出してこちらから『教えてください!』とお願いすると
楽しそうにいろんなお話を聞かせてくださることが多くて。
そういう人の暖かさに触れることができて、すごく嬉しかったです」

みんなのびわこ3

特にみんなのびわこプロジェクトは、
地域の人に改めて琵琶湖の形や地形の面白さを感じてもらえるきっかけにもなり
一緒に繋がれた手ごたえがあったと言います。

地元の皆さんも学生たちから良い刺激をもらえたのではないでしょうか?

これまでの活動をまとめたアートブックが完成!

アートブック

また、2020年度の活動内容をメインに
過去2年間のイベントの様子をまとめたアートブックも完成しました!

ロゴやポスターに込められた思いなども紹介されています。

バスストップギャラリー

完成したアートブックは地域での配布に加え、
2月16日(火)から成安造形大学のバスストップギャラリーで開催される活動報告展、
2月13日(金)〜20日(土)に行われる
大津市の北部地域文化センターのロビーでの展示、
守山駅前のシギャラリーで開催中の「美の滋賀BACKSTORY展」でも配布されています。

新しいアートの世界への入り口として、
ぜひ手にとってみてください!

「堅田*はまさんぽ アートプロジェクト2020」を地図でみる

京都駅から電車&バスで約25分!

堅田*はまさんぽ アートプロジェクト2020

→大きい地図で見る

「堅田*はまさんぽ アートプロジェクト2020」のデータ

住所
〒520-0248 滋賀県大津市仰木の里東4-3-1 
→地図
電話番号
077-574-2117
公式Facebook
https://www.facebook.com/art.katatahama/

※「美の滋賀trip!」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式のポータルサイト『美の滋賀trip!』でも公開されています。

関連記事

  1. 琵琶湖に架かる幸運の「虹」。“虹予報”にも注目!?
  2. 石津さん夫妻 都会と田舎の両方を知れば、自分の求めるものが見えてきた【滋賀に気…
  3. 【延暦寺特集:前編】”考えない”瞑想時間…
  4. 「鯉カレー」や「しじみカレー」も!『おおつ近江米カレー』がずらり…
  5. 美の滋賀BACKSTORY展 今だからこそ伝えたいことがある!さまざまな美の表現と出会える『美…
  6. 美の滋賀Mandala(マンダラ)
  7. 冬の比良山系 滋賀のええフォト☆コンテスト(2012年)受賞作品一覧
  8. 滋賀の「聖火ランナー」について、街行く人に聞いてきました!
滋賀No.1メディアで魅力を発信しませんか
PAGE TOP