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大型野外フェス“イナズマ”4年ぶりの完走。滋賀・琵琶湖に13万人の歓喜が広がったライブ現場をレポート!

【イナズマロック フェス2023:レポート】

「行こうぜイナズマ!」
西川貴教の力強い声と同時に幕を開けた10/7(土)の初日。
琵琶湖に太陽が照りつける「イナズマロック フェス2023」の会場、
滋賀県草津市の烏丸半島は、1年でいちばん熱い瞬間を迎えました。

「滋賀県を味わい尽くしてもらいたいし、笑顔で過ごしてもらいたい」
開会宣言のオープニングステージは青空のもとスタートし、
見上げた空には鳥の群れがその様子を眺めるように飛行していました。

13万人の熱波で揺れる

「俺がこの3日間でやるのは、みんなに安全に安心して過ごしてもらうことだけ。それが祈りであり、願いでもあると、強く思います」。

2009年から毎年開催される滋賀県最大の野外フェス「イナズマロック フェス」は、
アーティスト西川貴教が主催する野外音楽フェス。

「イナズマは誰のものでもない。ここにいる全員のもの!」。

開会宣言の言葉を受けて、一斉に湧き起こる歓声と拍手の熱波は、
うねりをあげながら会場中に広がっていきました。

10/7(土)8(日)9(月・祝)の3日間にわたり開催され、
途中、雨にも見舞われながらも無事に完走!


しがトコ編集部が会場を訪れたのは快晴の初日。
熱気に包まれた会場の様子をダイジェストでお届けします!

子どもも大人も地元が熱くなる“お祭り”


「イナズマロック フェス」のゲートを指差し、
歓声をあげる小学生の姿!ここをくぐると、まずはフリーエリアがあり、
たくさんのフードブースや、ライブやお笑いのトークも楽しめるステージが広がります。


フードブースには、「イナズマロック フェス2023」の出店を賭けた
「全国対抗ご当地グルメバトル」来場者投票の上位に入賞した飲食店も多数。
からあげやタコライス、もつ焼きそばをはじめ
全国から選び抜かれたうまいもんが集まります。


子どもたちが遊べる芝生のキッズエリアもあるので、
会場にはファミリーの姿もたくさん見かけました。
おいしいグルメや、遊べるエリアも用意されフリーエリアだけでも1日満喫できます!


楽しそうに歩く来場者のみなさんを見ていると、
きっとそれぞれここに来た理由があるんだろうなあとしみじみ。
みんなどんな思いでイナズマロック フェスに?
そんなことを考えだすと、声をかけずにはいられません。

「みなさん、おはなしきかせてください!」

この日を待っていた!フェス来場者の声


「取材?もちろん、いいですよ!わたしたち今年で2回目の参加なんです。
じつは去年、はじめてイナズマに来てみたら、もう、楽しくて!
今年は3日間ぜんぶ参加しますよ。西川さんが目的だけど、
UVERworldやゴールデンボンバーも楽しみだな。
名古屋から来ているので宿泊は彦根に。滋賀の観光?まだぜんぜんできてない〜」
(写真右から:凌吾さん、真衣さん)


「え〜取材?写真は恥ずかしいから顔かくしていい?
ここにいる全員、ももクロファン。もう10年ちかくかな。
今日は愛知、東京から集まったメンバー4人。
イナズマでは知らないアーティストにたくさん出会えるのが楽しい!
生の西川さんも見れて満足ですね。
滋賀のいいところ?やっぱ、琵琶湖きれいー!
名前はないしょだけど、誰のファンかちゃんと書いておいてくださいよ」
(写真右から:ももクロマネージャー川上アキラのファン、玉井詩織のファン、百田夏菜子のファン、佐々木彩夏のファン)


「名古屋から来ました〜!去年は家族でイナズマに参加してて、
めちゃくちゃ楽しかったから、今年は友達を誘って来ました。
やっぱりいろんなアーティストを知れるのが醍醐味です!」
(写真右から:麻呂、クリオネ)


「取材?ぜひぜひ!私たちもう5、6回はイナズマに参加してますよ。
ふたりとも名古屋から来ました。
毎回、違うアーティストと出会えるし、とにかく豪華!
それに今日は、久しぶりに晴れてうれしいーー!!」
(写真右から:くみこ、りさ)

企業ブースにも溢れ出す熱!


フリーエリアには西川貴教とのコラボでもお馴染みの
平和堂やエステー、滋賀トヨタなどの企業ブースも出展!
ここでしか手に入らない「平和堂ガチャ」コーナーでは、
平和堂特命GMに就任した西川貴教の名刺型キーホルダーや
あのHOPカードのキーホールダーも登場!


何やら賑やかな声がする方向をふと振り向くと、
平和堂の「はとっぴー」も会場をお散歩中でしたよ。


消臭力でおなじみのエステーのブースもありました!
「西川貴教さんと一緒にお仕事がしたい」という一心で
エステーに入社した名物スタッフの花子さんを発見!
「写真いいですか?」と様子をうかがいつつ声をかけるしがトコ編集部に
「どうぞどうぞ!」と満面の笑みでこのポーズ。

「これもぜひ見てください」と花子さんが指差すのは
一枚の大きなパネル。そこには、西川貴教と作り上げてきた
エステー消臭力の歴史が紹介されていました。
ところどころに描かれたイラストは、
西川貴教を愛するファンのみなさんが手がけたそうで、
たくさんの想いに支えられていることを改めて感じる瞬間でした。

>>空気を変える活動年表(エステー宣伝部.com)
https://www.st-sendenbu.com/omocha/omocha-others/2487/

アーティストもお笑い芸人も、すべてに開かれた場


今年で開催15年目をむかえた「イナズマロック フェス2023」は、
滋賀県に毎年大勢の人がやってくる、県下最大のお祭りとして
もはやなくてはならない存在。

西川貴教主催の野外フェスとして全国に知られている一方で、
じつは地元の子どもたちの学びの場としても
開かれているのををご存知でしょうか?

10年以上前から続く恒例行事として、
地元の小学生を「イナズマロック フェス」直前の舞台裏に招いて
音響やカメラ映像などの仕組みを学ぶ社会見学も行っています。

>>地元小学生が「イナズマロック フェス」の舞台裏に潜入!社会見学の様子をレポート!
https://shigatoco.com/toco/kengaku_festival/


また、ステージでは次のアーティストが登場するまでに、
セットや配置替えなどの転換が行われますが、
その間さえもほかのアーティストが注目される場をつくろうと
お笑い芸人などのパフォーマーが登場しネタを披露する場に!

「イナズマはみんなのもの」という西川貴教の精神が
いたるところに感じられる取り組みです。

初日のトリは、滋賀が生んだものまね芸人、われらがJPが登場ー!
ダウンタウン松本人志のものまねで心を掴みつつ、
「となりのトトロ」の名場面シーンまで織り交ぜた振れ幅の大きい
ネタを披露。ライブを待つ数万人の観客を沸かせていました。

この日のフィナーレは「ももいろクローバーZ」。
あたりはすっかり夜になり、ステージのライトはいよいよ眩しく、
非日常の空気とライブの興奮で感動もマックスに。

「ありがとうー!」「ありがとうー!」

ステージに向かってあちこちから聞こえる大きな歓声。
前を見つめて一心に手を振る観客の姿。

琵琶湖を吹く風は夜になると冷たく肌を刺しますが、
会場中にこだまする数万人の熱い思いが
寒さを吹き飛ばしてくれました。

普段は静かな琵琶湖と烏丸半島が、
こんなにも人で溢れて、生きている躍動感に包み込まれている。
人を元気づけたり、勇気づけたりするライブのちから。
エンターテインメントってなんてすごいんだろう。


シンプルだけど強烈な感動の体験に包まれて、
なかば半泣きになりながら隣で撮影していたカメラマンを見ると
同じように涙目になっていたのでした。

「やっぱりライブっていいね」。仕事も忘れて
感動していたところで、この花火!

「ありがとう」という言葉をイナズマ会場で
何度言ったのだろうか。
そもそも、なぜこんなにもありがとうと言いたくなるのか。

「イナズマロック フェス2023」に参加したアーティスト、
パフォーマーの数はのべ100組。3日間の来場者はおよそ13万人。

烏丸半島という滋賀のこの場所に、それぞれが胸に想いを持ちながら
参加したイナズマ。

最終日の10/9(月)に出演した
大阪発5人組ロックバンド「Novelbright」のギター沖聡次郎は
小学生の頃からの西川貴教ファンだったそう。

後に、観客として訪れた「イナズマロック フェス」で
あのステージに立って音楽をすると誓ったと言います。

「イナズマを夢を叶える場所、次の世代につなぐものにしていきたい」という
西川貴教の想いは、それぞれの人生にかたちを刻みながら、時代を変えていく。

(そして「イナズマロック フェス2023」は終わったばかりなのに、
もう来年のことを考えてしまう)

「イナズマロック フェス2023」3日間の出演アーティストやライブの様子は、
公式サイトで紹介されています!ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
https://inazumarock.com/2023/blog/

(写真:山本陽子 文:亀口美穂)

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