カフェ・お店

地元メディアが発掘する“素の長浜”が揃ったアンテナショップ『長浜くらしノート』

ストア内観

【長浜くらしノートストア/滋賀県長浜市】

長浜で暮らし、長浜を愛するメンバーがつくる地元メディア
「長浜くらしノート」が取材を通して出会った
素敵なモノを紹介するアンテナショップ。

商品ひとつひとつに作り手の想いが添えられていて
観光地としての表面的なものだけでなく、
“長浜の日常”が感じられるお店です。

長浜駅直結でお土産選びにもぴったり!長浜の名品が揃うアンテナショップ

ストア外観

秀吉の城下町として栄え、滋賀を代表する観光地として人気の長浜。
JR長浜駅のロータリーに面した、駅直結の好立地に
2019年12月にストアがオープンしました。

ストア内観2

長浜の日々の暮らしの魅力を発信するメディア「長浜くらしノート」が
運営する長浜のアンテナショップです。

ひとくちに長浜と言っても地域性はさまざま。
駅前の観光地・黒壁だけでなく
交通の要衝として栄えた宿場町に残る発酵食文化や
霊峰・伊吹山の麓で育まれてきた観音文化など、
その魅力は一度訪れただけでは味わいきれません。

そんな長浜の魅力を地元目線でセレクトした商品で知ってもらおうと
オープンしたお店なんです。

キャッチコピーは“物語を買いに”

それぞれの商品にはパネルがつけられ
商品誕生の背景、店主の思いなどが丁寧に紹介されています。

小原かご

長浜市余呉地域の小原という集落に伝わる民具「小原かご」。
800年前に都から隠棲した白子皇子が住民に作り方を教えたという伝承があります。
水を入れてもこぼれないと評されるほど丈夫で精巧なつくりなんだとか。

繊細な手仕事が美しいかごバッグ。
おしゃれのひとつとして日常にも取り入れられそうですね。

水口製菓所の手焼きせんべい

琵琶湖を見下ろす高台からの景色に惚れて長浜に移り住み
せんべい屋を始めた人もいます。

昔ながらの手ごね製法で練り上げ、一枚一枚焼き上げる
手間暇をかけた手焼きせんべいは、 素朴さとやさしさが自慢。

看板商品の「豆蔵」をお土産に買って帰りましたが
ほんのり甘みのある生地とフライビーンズの塩気が絶妙でおいしかったです。

インスタント鯖そうめん

最近話題となっているのは、
長浜のローカルグルメ「焼鯖そうめん」の“即席麵”。
お湯を注いで3分で鯖そうめんが食べられる、なんとも画期的な商品です!

鯖そうめんDVD付

様々なメディアで紹介され人気沸騰中のこの商品。
よーく見てみると、新聞記事に
「鯖そうめん 歌と踊りでPR」の文字が!?

湖北の若手クリエイターによる「鯖太郎プロジェクト」が
ダンスや歌を制作。youtubeで公開しているそう!
DVD入りの、黒い紙袋商品も絶賛販売中です(笑)

マスク

今や生活に欠かせないマスクも、長浜の文化を感じられるものが。

江戸時代から続く長浜の地場産業の絹織物
「浜ちりめん」の技法を使った、シルク100%のマスクや、
米原のスポーツメーカーが開発した、高性能マスクなどもありました。

各蔵の醤油

発酵食文化が育まれてきた長浜には醤油の醸造蔵が多いんです。
なんと、ここでも5蔵の商品がラインナップされています!

鍋庄の醤油

そのうちのひとつ、醤油醸造所「鍋庄」のパネルに目を通してみると

「甘みとうまみのバランスがとれた醤油づくり」を大切にした
こだわりの醤油をそろえていて…
場所はここから徒歩3分、扱う醤油を「利き醤油」できるとの説明が!

「え!それなら今から行ってみたい!」と、思わずワクワクしてしまいます。

そして、これこそが「長浜くらしノートストア」が大切にしていることなんです。

知って、触れて、足を運ぶ。モノと人を繋ぐ架け橋に

キュレーターの山内さん

「ここで商品を知ってもらい、実店舗に足を運ぶきっかけになれれば嬉しいですね」
と話してくれたのは、この日キュレーターを務めていた山内さん。

ここではお店のスタッフでなく、あえてキュレーターと呼ぶそう。
それは、商品をただ売るためのスタッフでなく、
その商品がどんな場所で作られていて、どんな想いで作られているのかを
お客様に知っていただくために、きちんと説明できるキュレーターが必要だから。

moon豆乳アイス

「これは長浜産の大豆だけを使った豆乳アイスで・・・」
など、ひとつひとつの商品を丁寧に説明してくれるので
気になったものがあれば、迷わず声をかけてみましょう。

ストア内観

商品も定期的に入れ替えされます。
「観光のついでに寄っていただくのはもちろん、地元の人にも来てほしいですね」と山内さん。

こめ治の寿司

実店舗はすでに閉店されてしまっていますが、
予約販売で対応してくれるという箱寿司も!

「長浜くらしノート」メンバーの長浜愛に、店主さんが応えた特別サービスです!
地元メディアだからこそ実現できた、心温まるお話ですね。

まだまだ魅力はいっぱい!地元の人も集える場所に

フリースペース

お店のすぐ横にあるフリースペースは誰でも利用可能。
駅のホームで電車を待つより、ゆったりとした空間で時間もつぶせます。

奥のキッチンはチャレンジスペースとして
カフェやレストランを始めたい人が出店可能。
タイミングがよければおいしいものにも出会えるかもしれません。

えきまちライブラリー

フリースペースの一角にある本棚は「えきまちライブラリー」。
地元の出版社「能美舎」がつくる、本を通じて人と人とが緩やかに交わる場所です。

取材時は長浜市出身の漫画家ゴツボ×リュウジさんの企画展が開催されていました。
ゴツボ×リュウジさんが選ぶおすすめのマンガなどもあって
じっくりと読みたくなってきました。

ベンチも用意されているので時間がゆるす限り、本の世界に浸ってみては。

久遠チョコレート長浜店

滋賀県初出店となったチョコレート専門店「久遠(QUON)」
のお店も併設されています。

チョコレート好きを公言する人なら知らない人はいない、
全国的に有名なチョコレート店なんですよ。

テリーヌ各種

看板商品のテリーヌ。
余分な油分を使わず、ひとつひとつ丁寧に作り上げた濃厚なチョコレート。
プレゼントにも、自分へのご褒美にもぴったりです!

小さな水族館

盛りだくさんに紹介してきましたが、最後にもうひとつだけ!

「長浜くらしノートストア」から一歩でたところにある
「小さな水族館」にもぜひ立ち寄ってみてください!

地元で活動する「近江淡水魚研究所」メンバーがボランティアで運営。
小さな水槽の中に、川や琵琶湖で採取した魚が泳いでいます。

ウーパールーパー

水槽の中には、ウーパールーパーの姿も!

最初は3槽から始まった展示が、メンバーのみなさんの努力で
いまでは20槽以上にまで増え、約30種100匹の魚が元気に泳いでいます!

ほんとに、ちょっとした水族館状態。
小さなお子さんにも喜ばれているそうです。

長浜駅ロータリー

玄関の目の前はすぐ長浜駅!
駅前のロータリーや平和堂の駐車場も1時間までは無料で利用できます。
(1,000円以上のお買い物で2時間まで無料)

ストア内観

伝統を守りながらも、進化を続ける長浜。
そんな長浜の魅力を知りたくなったら
『長浜くらしノートストア』をのぞいてみてください。

<写真:鎌田遥香 文:しがトコ編集部>

※この記事は、非常事態宣言解除後に取材したものです。
編集部はマスクを着用するほか、感染防止に最大限注意し取材しています。
被写体の人物は、写真撮影時のみマスクをはずして撮影しています。

『長浜くらしノートストア』を地図でみる

JR「長浜駅」ロータリー内

えきまちテラス長浜1階

→大きい地図で見る

『長浜くらしノートストア』のデータ

住所
〒526-0057 滋賀県長浜市北船町3-24 えきまちテラス長浜1階
→地図
電話番号
0749-53-4450
営業時間
10:00~18:00
定休日
火曜日
公式サイト
https://www.facebook.com/nagalabostore/

長浜エリアの関連記事

25歳で3代目に!伝統の味を守り抜くピーナッツせんべい一筋45年の「みつとし本舗」

コッペパンと”たくわん”の驚異のコラボ!もはや滋賀県民のソウルフード『サラダパン』誕生秘話に迫る

明治時代にタイムスリップ?!120年の歴史が醸し出す伝統の味『元祖堅ボーロ本舗』

チョコ好きさん必見!町家にとけこんだチョコレート専門店 『LE BONBON ET CHOCOLAT』

大人も本気で遊べる!“チャレンジミュージアム”に進化した『ヤンマーミュージアム』へ行ってきました!

あの『海洋堂』のすべてがここに!リニューアルした『海洋堂フィギュアミュージアム龍遊館』

屋内もソト遊びも!梅雨空でも思いっきり遊べる『ウッディパル余呉』

しがトコ採用情報

関連記事

  1. テラス 真っ白なカフェは写真スタジオにも使える!SNS映えが嬉しいリゾー…
  2. 外観 里山の風と太陽に包まれたレトロな隠れ家カフェ&ギャラリー『pât…
  3. 「せんねん灸」は滋賀で誕生。薬草の宝庫「伊吹山」との深いつながり…
  4. 空気がおいしい高島市に登場!『発酵』と『水』がテーマの体よろこぶ…
  5. 内装 美しいモノを生活に。信楽で空間をデザインする『NOTA_SHOP…
  6. ミツバチも引き寄せられる森のお店「BASE FOR REST」
  7. 琵琶湖畔のゆっくりとした時に包まれる『蔵カフェ Fleurs d…
  8. 「わたしと書店の新しい関係」を提案する、体験型無人書店『SELF…
滋賀を自慢したくなるカレンダー2024 ご注文受付中
PAGE TOP